2024年4月に日本医科大学武蔵小杉病院で出産しました。
私がこの病院を選んだ理由と陣痛が来て病院で出産するまでの様子をレポートしたいと思います。
病院探しの参考にしていただけると幸いです。
病院選び
【結論】日本医科大学武蔵小杉病院を選んでよかった!
私の希望は、大きな病院で安心して無痛分娩がしたい!でした。
無痛分娩は叶いませんでしたが、安心して初めての出産をすることができました。
よかった点
- 医療設備が充実しているため何かあっても安心(NICUがある、他の科ともすぐに連携してくれる)
- 病院がとにかく綺麗(2021年に新しい建物に移転)
- 駅からのアクセスがよい(武蔵小杉駅、新丸子駅からそれぞれ徒歩4分ほど)
気になった点
- 担当医が決まっていない
- 予約して時間通りに妊婦検診に行っても、待つことがある
- 無痛分娩は予約がとりにくい(初産婦は妊娠14週以降、経産婦は妊娠12週以降に妊婦健診で受付開始)
- 無痛分娩の予約がとれても、入院予定日前に陣痛発来で入院した場合や夜間・休日は未対応
大きな病院なので仕方ないですね。私はデメリットよりも安心感を選びました。
ちなみに、妊婦検診は午後イチの時間で行くとスムーズに案内されました。(私の感覚です)
陣痛~出産
陣痛開始
出産予定日1週間前の23時頃、生理痛のような痛みが始まりました。とりあえず24時頃まで陣痛アプリ(”陣痛きたかも”というアプリ)で間隔を測ると6~7分感覚のため病院に電話をしました。
電話口では、落ち着いた声色で看護師さんが状況を聞いてくださいました。産褥ショーツを履いて、車で病院に来るように指示いただきました。病院で内診をして、入院か帰宅か判断いただきます。入院用の荷物を持って夫と一緒に車で病院に向かいました。
病院到着
病院の夜間入口の警備員さんに出産の旨伝えると、車椅子で4階に行くように指示いただきました。夫に車椅子を押してもらい、産科病棟にたどり着きました。夫は4階にある待合室で待っているように看護師さんに言われ、私は分娩室で内診していただきました。内診の結果、なんと子宮口が7cm開いており入院確定!この時点で1時30分くらい。順調に行けば朝には産まれるねと言われ、急展開に驚きました。
ちなみに、ここまでの痛みは重い生理痛くらいの感覚。普通に話したり歩くこともできました。(看護師さんに痛みに強いねと言われたのですが、私的にはいつもの生理痛の痛み。私って生理重めなのかなと少しショックでした。笑)
立ち会い出産を希望するのであれば今から立ち会い可能だけど、一度分娩室に入るとお手洗い以外外出できないと言われました。夫に電話で状況を伝えると今から立ち会ってくれるとのことなので荷物を全部持って来てもらいました。
分娩開始
夫も到着して分娩開始となったのですが、、、結果、子宮口が7cmからなかなか開かず、ここから10時間は陣痛に耐えるだけで、産まれたのはお昼頃でした。
分娩を担当してくださるお医者さんにご挨拶をいただき、最初に行ったのは入院書類への署名でした。あまり覚えていませんが、とにかくたくさん署名しました。笑
その後はお腹に赤ちゃんの心拍を確認する機械をつけ、夫と話したり、スマホをいじったりしながら分娩台の上で陣痛に耐えていました。
時々看護師さんが内診をしてくれるのですが、お産が進みそうになく、長丁場になりそうだから寝ておいた方が良いよと言われました。私は痛みで寝られないので、目を瞑って体力温存に努め、夫には寝てもらいました。
7時頃、お産が進まないので促進剤を入れることになりました。ここからが地獄です。
8時頃、朝御飯が届きました。体力つけるためにも食べた方が良いと看護師さんに言われたのですが、痛みが強くなってきたこともあり、半分ほどしか食べられませんでした。夫は院内のコンビニに行く許可をいただきご飯を買いに行っていました。
その後何度か促進剤を入れると、陣痛の波がくる度に腰が痛くなり、自然といきんでしまうようになりました。早い段階でいきんでしまうと産道がむくんでお産が長引くことに繋がるそうです。腰は夫にさすってもらい、いきまないように持ってきていたテニスボールを肛門に押し付けるようにしているとだいぶ楽になりました。絶叫しながらこの状況に耐えること約2時間(多分)。やっと子宮口が全開になり、看護師さんたちが赤ちゃんを受け止める準備を始めました。そこからは陣痛の波が来たら看護師さんの合図に合わせてうんちをするように踏ん張るだけ!会陰切開もしましたが、麻酔をしたのであまり痛さは感じませんでした。踏ん張っている間も痛みはほとんどありませんでした。ただ、赤ちゃんの心拍が苦しそうとのことで、頭が出てきた時点で吸引して産まれました。
産まれて産声が聞こえて本当に安心しましたが、私は放心状態。燃え尽きて灰になるとはこういうことかと思いました。出産直後は本当に何もできなかったので、赤ちゃんの写真・動画は夫に任せました。私も少し落ち着いてきて、赤ちゃんを抱っこしました。こんなに大きい人間(体重は標準です)を自分が産んだのかという不思議な感覚と、この子も産道を通るとき苦しかっただろうなと思うと二人で成し遂げた達成感が生まれました。赤ちゃんに初めましての挨拶を済ませ、抱っこしながらゆっくり夫と話していました。
産後2時間は母体の状態を見るため分娩室で待機します。会陰切開の傷口を縫い、経過も順調だったので夫とは別れ私は病室に移動しました。
赤ちゃんは新生児室で見てていただけます。母子同室は翌日からでした。
立ち会い出産について
私は準備万端で特に不足なく分娩を終えたのですが、夫は少し準備不足のようだったのでそのことに触れたいと思います。
- 脱ぎ着しやすい服装で行く
→夫は薄い長袖と長ズボンという服装だったのですが、途中からとても暑そうでした。院内ですし、私が踏ん張っている熱気もあったかと思います。長袖の下は肌着だったので脱げず大変そうでした。 - 飲み物・軽食を準備しておく
→途中自由に買い物に行けないし、出産に何時間かかるかもわかりません。妊婦さん用の食事は時間(朝8時、昼12時、夕18時)になると出てきますが、立ち会いの方には何も出てこないので準備すると良いと思います。 - メガネを持っていく
→夫はコンタクトレンズで来たのですが、途中仮眠したこともあり、目が乾燥して辛そうでした。長時間の拘束を考慮してメガネがあると安心かと思います。 - 手が疲れるのを覚悟する
→陣痛が強くなり、腰が痛くなってくるとずっと夫に腰をさすってもらいました。結構強めにさすってもらったので夫も腕がしんどそうでしたが、さするとさすらないとでは痛さが全く違うので絶対にさすってあげてください。
まとめ
結果、私は促進剤を入れて13時間、最後は吸引での分娩となりました。正直、自分がイメージしていた出産はできなかったです。呼吸方法とか練習していたのに、途中そんなことを気にすることもできませんでした。出産は人それぞれで、何が起こるかわからないのだなと改めて思いました。
ただ、1つ意識し続けたのはどんなに痛くても辛くても息を止めず深く呼吸をすることです。痛いと息を止めがちですが、私が呼吸をしないと赤ちゃんにも酸素が行きません。産む方も辛いけど、産まれる方も辛いはず。出産は2人で頑張っているんだ!と自分に言い聞かせていました。